先の記事の横浜の中華街について、書かれた本です。
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林 兼正 (著)
*画像は、ぴあガイドです。

東西南北の牌楼で囲まれた中華街の本来の面積は、わずか500メートル四方。
大通りの長さは300メートル。
この狭い空間に年間約2300万人の人が来る、面積当たりでは日本一の繁華街だ。
総店舗数626。
うち中華料理店239。
最強のテーマパークであり、「中華街」としては世界一の賑わいを見せるこの街に、なぜ人が集まるのか。
その秘密を中華街のドンが解き明かします。
◇徹底的な異文化排除
◇祝祭空間の演出
◇変化・進化させていく不断の努力
◇日本人向けの料理の研究◇若い人間にすべてを任せる組織作り
◇長期と短期の両計画の組み合わせ・・・
大成功した中華街の街つくりの方法論は、目からウロコの発想法であり、衰退する 日本各地の自治体・商店街が学ぶところも多い。
百五十年の歴史の中で、地震・大火・空襲で何度も焼け、そのたびに立ち上がってきた中華街繁栄の秘密に迫る!
また、今や世界一といわれる中華街の中華料理は、なぜ美味しいのか。
その秘密を探っていくと、中華街の歩んできた道が浮かび上がってくる。
自分たちの街をいかに魅力的にするかに賭けた、知恵と行動のエッセンス!

本書には「町おこし」「町づくり」のヒントが満載されています。
日本一の繁華街となった横浜中華街の成功の影には、 町を育てようとした人たちのユニークな発想とその実践がありました。
自分たちの町の衰退を何とか食い止めたい、と考えている全国のかたがたにとって、福音の書であり、救いの書となるでしょう。

全国各地で商店街が疲弊し、「シャッター通り商店街」は大都会の中にも広がっている。
そんな風潮をよそに、横浜中華街には年間2,300万人が全国各地から集まってくる。
これほど多くの人々を吸い寄せる魅力はどこにあるのだろうか。
著者は、横浜中華街の「町づくり」に30年以上携わってきた横浜中華街発展会協同組合の理事長。
老舗の名店「萬珍樓」の社長でもある。
「あそこに行けば何かがある」と思わせる町をどう作っていったのか。
成功した「町づくり」の影には、「町は経営で再生する」という強い信念と秘策があった。

第一章 「町おこし」は、なぜむずかしいのか
第二章 横浜中華街発展(町おこし)の歴史
第三章 横浜中華街発展の秘密
第四章 人を呼び込む秘訣とは
第五章 町は経営で再生する
付章 横浜・中華街「街づくり協定」(原文掲載)—生き残るための百年の計

林 兼正
1941年生まれ。
65年セントジョセフカレッジ卒業後、株式会社萬珍樓入社。75年萬珍樓代表取締役就任。
現在23団体で構成されている横浜中華街「街づくり」団体連合協議会の会長として、中国伝統文化を発信する街づくりに努めている。
横浜中華街開発興業株式会社代表取締役、横浜中華街発展会協同組合理事長、横浜中華街パーキング協同組合理事長、横濱中華街關帝廟理事長、横濱媽祖廟理事長
中華街の取りまとめ役として多忙な日々をおくる。
料理人出身で、ものにする料理の数は多い。
著書に『横浜中華街物語』(集英社)
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
http://www.amazon.co.jp/
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やっぱり、人気は、自然に発生するものではなく、作らないといけないんですね~