日本もまだまだ、結核には気を付けないといけません。
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結核(BCGワクチン)
結核は、結核菌によって発生するわが国の主要な感染症の一つです。
毎年新たに2万人以上の患者が発生しており、世界的にみても日本はまだ結核の低まん延国ではありません。
いわゆる空気感染を起こし、一般的には肺の内部で増えて、咳、痰、呼吸困難等の症状を呈することが多いですが、肺以外の腎臓、骨、脳など身体のあらゆる部分に影響を及ぼすことがあります。
また、結核菌に感染した場合、必ずしもすぐに発症するわけではなく、体内に留まったのち再び活動を開始し、発症することがあります。

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長引く咳は“風邪”…“結核”かも!?
1. 一般の方向けの情報
結核とBCGワクチンに関する基礎知識
■ 結核について
□病気の概要
結核菌という細菌が体の中に入ることによって起こる病気です。
結核菌は主に肺の内部で増えるため、咳、痰、発熱、呼吸困難等、風邪のような症状を呈することが多いですが、肺以外の臓器が冒されることもあり、腎臓、リンパ節、骨、脳など身体のあらゆる部分に影響が及ぶことがあります。特に、小児では症状が現れにくく、全身に及ぶ重篤な結核につながりやすいため、注意が必要です。
※より詳しい情報については
http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/ka/tuberculosis.html をご参照下さい。
□結核の発生状況について
2012年は29,317件の結核発生届(患者、無症状病原体保有者、疑似症患者)が出されました。
□結核にかかった場合
結核を発症した場合、無治療でいると50%程度の方が亡くなってしまうといわれています。
現在は、医療の進歩もあり、そこまで高い割合で亡くなることは ありませんが、髄膜炎を発症してしまった場合は、現在でも30%程度の方が亡くなり、治った方においても後遺症を残すことがあるといわれています。
■ BCGワクチンについて
□BCGワクチン接種の効果
生後1歳までのBCGワクチン接種により、小児の結核の発症を52~74%程度、重篤な髄膜炎や全身性の結核に関しては64~78%程度罹患リスクを減らすことができると報告されています。
□標準的なBCGワクチンの接種スケジュール
生後5ヵ月~8ヵ月の期間に1回の接種。
※より詳しい情報については
http://idsc.nih.go.jp/vaccine/dschedule.html をご参照下さい。
□BCGワクチンの副反応
予防接種は感染症を防ぐために重要なものですが、稀に副反応が発生することがあります。
1%以下の割合で、接種した後に局所の潰瘍やリンパ節の腫脹がみられると報告されています。また、発生頻度は不明ですが、接種後に「アナ フィラキシー」、「全身播種性BCG感染症」、「骨炎・骨髄炎」、「皮膚結核様病変」等が発生したという報告があります。
定期の予防接種は、各市町村が実施主体となっていますので、お住まいの市町村での実施方法など、詳細については、市町村の予防接種担当課にお問い合わせください。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou03/&source=s&q=%E7%B5%90%E6%A0%B8&sa=X&ei=Dvx2Vd7wOIezmwXpo4LoDw&ved=0CCUQFjAJ
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結核は、過去の病気ではなく現在も流行り続けています。