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父・金正日と私 金正男独占告白 (文春文庫)

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あ~、これか…


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父・金正日と私 金正男独占告白 (文春文庫)

2016/10/7

五味 洋治 (著)


本商品の説明

金正男(キムジョムナム)、殺害。

故・金正日(キムジョンイル)総書記の正男の肉声を世界で初めてスクープした新聞記者による衝撃の記録です。


2001年に初めてその存在が報じられて以来、たびたびあらわれてはその言動やファッションがディープなインパクトを残してきた金正男。

"自由人"として面白ライフを満喫する北朝鮮のプリンスに隠れファンが急増しました。

しかしここ数年は姿を現さず、異母弟の正恩(ジョンウン)が後継者となってからはますます行方がわからなくなっています。


2004年9月25日、北京国際空港の1階ロビーで、日朝協議に出席する北朝鮮代表の到着を待っていた日本人記者団の中にいた著者は、金正男と思われる男性と遭遇しました。

正男は、後日、五味さんら記者団に、そのとき渡した名刺にメールを送信。

質問を込めたメールにも正男は丁寧に返信し、五味さんは計7通の朝鮮語のメールを受け取った。

その後、2回の面会、メールは150通にも及ぶ。

そのすべてが克明に記されています。


「三代世襲には反対」

「父上には国家元首という点を離れて、厳しいながらも情が多かった記憶しかありません」

「異腹の弟正恩の成長過程は知りません」

などと率直に語る正男。

五味さんの奥様がロシア語で語りかけるとロシア語で返答したり、

ホテルのエレベーターでは日本語で「お先にどうぞ」と先を譲る。

プリンスなのにえらぶったりせず、腰が低い。

そんなエピソードも満載。


ただのムサいメタボ兄ちゃんではなく、本書を読めば知的で冷静、ユーモアのセンスにあふれた彼の魅力の虜になること間違いなしの世界的スクープ本です。



クローバー内容(「BOOK」データベースより)

父上は厳しくても、愛情が深かった。

「三代世襲」にはもともと否定的でした。

祖父(金日成主席)に容貌だけ似ている弟の正恩が、どれだけ北朝鮮の人々を満足させられるか、疑問です。

世界的スクープ!

インタビュー7時間+メール150通。 -



メモ著者について

五味 洋治

1958年7月26日長野県茅野市生まれ。

1982年早大第一文学部卒。

1983年東京新聞(中日新聞東京本社)入社。社会部、政治部(官邸、野党担当)を経て1997年、韓国延世大学語学留学。

1999~2002年ソウル支局、2003~2006年中国総局勤務。

主に朝鮮半島情勢を取材。2008~2009年、フルブライト交換留学生で米ジョージタウン大に客員研究員として在籍。

現在、東京新聞編集委員(外交・安保担当)。



コーヒー目次

まえがき 「放浪のプリンス」を追った五年

序章 金正日の「血と骨」

第一章 北京での邂逅

第二章 百五十通のメール対話

第三章 マカオでの独占インタビュー

第四章 祖国からの警告

第五章 プリンスはなぜ追放されたのか?

終章 金正男が平壌に帰る日



キラキラトップカスタマーレビュー

★☆☆☆☆ この本のために…

投稿者 IS11C*** 投稿日 2017/2/15

金正男氏が自ら明らかにした内容とは言いながら、暗殺に結びついた同氏の世襲批判を全世界に広めた書。

まえがきに

「本書を出すことで、彼が危険な立場におかれることを私は望まない」

と書いているが、本当に殺された後ではいかにも空々しい。

ジャーナリストの役割は真実を報じることだと言うのだろうが、取材対象を生命の危険にさらしてまで出版し、

「7時間インタビューとメール150通を世界初公開!」

「20万部突破!」

と喜んでいいものか。

「文春オンライン」

を見てみよう。

ニュースに乗じ、改めてこの本を売ろうとしている。

いかにも商魂たくましいが、倫理はないのか、と思う。



★☆☆☆☆ 著者は責任を取るべきです

投稿者 Dreamer 投稿日 2017/2/15

形式: 単行本

著者は責任を取るべきです。

昨日、殺害のニュースを知り、この本の存在による金正男への影響を懸念してたので非常に心を痛めました。

側近から出版をしないよう懇願されていたにも関わらず、営利目的で出版し、予想通り殺害されました。

非常に残念です。



★☆☆☆☆ この本を出版したことで危険になった。

投稿者 うんいいよ! 投稿日 2017/2/15

形式: 単行本

この本を出版した事で、危険に冒された。

本人の同意を得て出版すべき。

メールのやり取りなども書くべきではなかったし出版すべきでもなかった。

家族の安全を考えたら出版なんてできない。



★☆☆☆☆ ジャーナリストの傲慢さをさらけ出した極めて不快な書

投稿者 ハインズ 投稿日 2012/3/1

形式: 単行本 Amazonで購入

この本を出版することを金正男氏本人が同意したのだろうか?

まるで共著であるかのようなタイトルと装丁は明らかにそれを意図したものだろう。

そうまでしなければ売ることができない文芸春秋も落ちぶれたものだ。

「本人から出版しないことを要請された」

ことが事実かどうか知る由もないが、この本の内容が事実であるとすれば金正男氏が北朝鮮の現体制を批判し、崩壊を暗示し、中国の庇護のもとに解放改革政策を進めるであろうという著者の憶測までついた本書の出版を今の時期に容認するとは考えにくい。

著者自身、先のインタビュー記事が本国を予想以上に刺激し正男氏に対する圧力が強くなったと認めているではないか。


極めて慎重ではあるが、明らかに誠意を持ってメールの質問やインタビューに答えている正男氏に対してひたすらスクープを狙った質問を友人を装いながら浴びせ続けるメールのやり取りの下りは読んでいて胸が悪くなる。


著者の前書きには、

「本書を出すことで、彼が危険な立場におかれることを私は望まない。

祖国と対立する国の記者を信用して会ってくれ、メールで心の内を明かしてくれた正男氏には、心から申し訳ないと思う。

・・・中略・・・

私のこの気持ちを理解してくれると信じている。」

(P.12)とまで書かれている。


「もっと(出版を)待っても良かった」のなら、本人と家族の安全を確認し、本人の合意が取れるまで待てば良いではないか。

こんな前分を得意げに書く著者の傲慢さがすべてを物語っているようだ。

ジャーナリストの傲慢さを見事に描いた極めて不快な書だ。


日本の文化を好み、日本人に好意的な金正男氏とご家族の安全を心から祈るばかりである。



★☆☆☆☆ 醜悪なジャーナリズムの極み

投稿者 名無し 投稿日 2017/2/16

形式: 単行本

北朝鮮は五年前から暗殺計画を立てていたらしいですね。

この本の発行年は「2012年1月19日」。

関連は明白です。

五味さんはこの件に関してどう責任を取るのでしょう?



★★★★★ 普通の人以上に礼儀正しく律儀な人

投稿者 影 投稿日 2013/6/15

形式: 単行本

著者に利用されているのが分かってしまい可哀そうに感じました。

一番問題なのはメールを公開する事を金正日さんは同意したのでしょうか、してないでしょう。

それなのに本にして出版するのは法律違反ではないでしょうか。



★☆☆☆☆ 五味ライター

投稿者 Amazon カスタマー 投稿日 2017/2/16

形式: 単行本

金正男氏の冥福をお祈りいたします

本は中古で買いましたが薪ストーブの焚き付けに使用いたしました



★★★★★ 中国の切り札は国を追われた男

投稿者 いせむし 投稿日 2012/1/21

形式: 単行本

出会いは2004年、空港での偶然の出会い。

記者は金正男似の男性に声をかける。

するとまさに金正男。

他の新聞記者も押し掛ける混乱の中、名刺を渡す記者。

数ヶ月後、金正男からメールが届く。


以降の金正男と著者のメールのやり取り、そしてインタビューからなる書籍であります。

150通からなるメール。

数時間のインタビュー。

北朝鮮のその時事についてのコメントは、基本的にありません。

金正日の長男が、北朝鮮の時事について個別論評するのは、インパクトが大き過ぎます。

従ってメールやインタビューの話題は、一般論というか、金正男の価値観が中心になっています。

そのため金正男のひととなりがよく分かるのであります。

これがまともなのだ。

教条的な発言は一切なく、極めて現実的。

北朝鮮の人民の飢えを嘆き、経済不振を憂いております。


更に自身を含めた、金正日の子どもたちによる、北朝鮮世襲についてはきっぱり否定。

この辺りの価値観は西側というか、我々とほとんど同じ。

日本に渡航した経験が5回に及び、新橋や赤坂で酒を飲み、日本の市民社会の実相も充分理解している金正男は、北朝鮮の政治体制に幻滅しています。


こういう人が北朝鮮の指導者になると各国とうまく関係がつくれるはず。

だが北朝鮮から離れているには訳があります。

北朝鮮の上層部、異母兄弟たちとの関係はよろしくない。

親である金正日からも警戒されていたようです。

90年代に経済成長重視で、本格的に解放政策を取ろうとした金正男は、北朝鮮の先軍政治体制には過激だったのです。

その辺りの背景は最終章にまとめられた著者の分析が的確です。


実質的な中国(習近平)の保護下にある理由は、金正男こそ、中国にとって、北朝鮮の次期政権が行き詰まった場合の代替、切り札だという分析は、極めて説得力があります。


国を追われ、異国で母国を思う金正男にシンパシーと期待を感じる1冊でした。


https://www.amazon.co.jp/

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ご冥福をお祈りいたします。

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