黄砂についての素朴な疑問です。
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話題の出来事をQ&Aから読み解くコラム
黄砂はなくならないの?
(2010年04月21日)
毎年、春の訪れとともに飛来が増す黄砂。
3月から5月頃がピークと言われていますが、量の多い日には景色はかすみ、洗濯物や車に汚れが付いたりと、招かれざる客であることは間違いないようです。
また、健康被害を懸念する声も。
教えて!gooにはこんな質問が寄せられています。

質問者のsarubobo55さんは、
「今、黄砂がたくさん舞っています …毎年のことですが(発生地である砂漠などは)底を尽きてなくなることはないのですか? まさか、どっかから湧き出てくるわけではないと思うのですが」
と疑問を投げかけています。
これに対し、
「黄砂は紀元前から降り続けています。2000年も3000年も降ってまだ降るなら大丈夫なんでしょう。…黄砂は異常気象ではないし。デメリットも大量ですが、黄砂はその成分から、酸性雨を和らげる(森林破壊の軽減)、海、土へのミネラル供給…という利点もありますので、おおめに見てやってください」(-Jelly-さん)
「(黄砂は)特別な例ではなく、サハラ砂漠の砂が地中海を越えてヨーロッパに届くのは有名です。…途中で大半が地中海に落ちた場合には葡萄の出来が良くなり、ワインの当たり年になります。従ってワイン評論家はその年の温度と砂の運ばれ具合を念頭にいれ、ワインの前評判を考えたりしている様です」(aburakuniさん)
といった声が。
サハラ砂漠の砂塵がワインの出来に影響を与えているとは意外でした。
回答でも触れられていますが、黄砂の発生地は、東アジアの砂漠域(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠など)や黄土地帯(気象庁「黄砂現象とは」より)。
古くからの自然現象で、砂がすぐになくなることはないようですし、一概に良い・悪いと断じることはできないようです。
しかし環境省によると、近年は森林減少や農地の拡大による砂漠化などが影響し、飛来の頻度や害が拡大しており、人為的影響による環境問題としての認識が高まっているとのこと。
■健康被害は大丈夫?
さらに、黄砂は越境する過程で排気ガスなどの汚染物質を付着させ、それが健康被害の原因になったり、農作物へ被害をもたらすのではないかと危惧されています。
「黄砂による健康被害」
こちらの質問には、「黄砂が降る地域の方は何か対策されていますか?健康被害が出てこないか心配です」(pekori-sanさん)との書き込みが。
質問に寄せられたいくつかの回答をみる限り、肺ガンやじん肺問題などに繋がることはないようです。
黄砂については現在、大学や研究機関が調査に乗り出していますが、まだ健康に悪影響を及ぼすという明確な結論は出ていません。
とはいえ、ぜん息の悪化やアレルギーの原因となるとの声もあります。
外出の際にメガネやマスクをしたり、気象庁の黄砂情報をチェックするなど、転ばぬ先の杖で、今のうちに対策を始めておくのも有効かもしれません。
三枝大介(Daisuke Saegusa)
■関連Q&A
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http://oshiete.goo.ne.jp/watcher/entry/1a3b7333c5bc58e1f2903bcda44d82b7/
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この規模の砂を人間が運ぶとすると凄いお金と時間がと労働力が必要ですね。
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net-success.net
よりお借りいたしました。