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天ぷらとスイカは本当にNG?食べ合わせ、気になる真相

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スイカの季節です。
 
夏のデザートなのに、天ぷらといっしょに食べてはいけない理由とは
 
↓↓↓
 
 暮らしのガイド
 
2012/08/17 UPDATE 
 
 
天ぷらとスイカは本当にNG?食べ合わせ、気になる真相
 
 
「食と健康」ガイド:南 恵子
 
 
■ 食べ合わせは迷信? 
 
日本では、古くから体調に影響を及ぼす組み合わせを「食べ合わせ」として言い伝えてきました。
 
よく聞く食べ合わせには、「ウナギと梅干し」「スイカと天ぷら」「カニと柿」などがあります。
 
こうした「食べ合わせ」は、もともとは古代中国の陰陽五行説に基づく思想から生まれた「食養生」や「食禁」が日本に伝えられ、江戸時代に貝原益軒が著した「養生訓」で一般大衆にも広まったとか。
 
食べ合わせは医学的な根拠がないといわれていますが、組み合わせを見てみると「消化の悪いもの(油っぽい、繊維質が多く硬いもの)」「体を冷やすもの(水分の多い野菜など)」の例が多くあります。
 
「ウナギと梅干し」のように、口当たりや相性がよい組み合せは食べ過ぎを戒めたと推察され、参考になる部分もあると思います。
 
ここでは栄養素の吸収を促す、逆に阻害する組み合せなどを紹介します。
 
 
■ おすすめの食べ合わせ 
 
□ビタミンB1+硫化アリル
 
タマネギやニンニクの仲間に含まれ、においの元となる硫化アリルは、ビタミンB1の吸収を促進します。豚肉などに多く含まれるビタミンB1はブドウ糖のエネルギー代謝に関わり、不足すると疲労しやすくなります。
 
 
□鉄分+ビタミンC・タンパク質
 
鉄分にはヘム鉄と非へム鉄があり、主に動物性食品に含まれるヘム鉄は吸収がよく、植物性食品に多く含まれている非ヘム鉄は吸収されにくい特徴があります。
 
ビタミンCや動物性タンパク質が、非ヘム鉄の吸収を高めます。ただし、動物性タンパク質の中でも肉、魚は促進しますが、牛乳、チーズ、卵にはこの作用がありません。
 
 
□カルシウム+タンパク質、ビタミンD、クエン酸
 
タンパク質とクエン酸は、カルシウムの吸収を促進します。またビタミンDは、カルシウムの吸収を促し、骨に沈着するのを助けてくれます。
 
骨ごと食べられる小魚の干物は、同時にタンパク質やカルシウム、ビタミンDがとれるのでおすすめ。クエン酸の豊富な柑橘類の果汁をかけるのも、よい組み合せといえます。
 
 
□カロテン・ビタミンA+油脂
 
カロテンやリコピン、ビタミンAは脂溶性。油脂と一緒にとると吸収がアップします。
 
トマトとオリーブオイルはおすすめの組み合せです。
 
 
 
次は、「気をつけたい食べ合わせ」の紹介。とりすぎにはくれぐれもご注意を……。
 
 
■ 気をつけたい食べ合わせ 
 
□タンニンと鉄分
 
緑茶に含まれる渋味のタンニンは、鉄分の吸収を邪魔します。鉄欠乏性貧血の人は、食中や食後すぐの緑茶摂取は避けましょう。
 
貧血治療に使われる鉄製剤は、タンニンの影響は受けないそうです。
 
 
□ミネラルを阻む成分
 
便秘の予防や改善に役立つ食物繊維は、体に有害な成分を排出するメリットがあります。一方、過剰にとってしまうとミネラルなどの吸収率を低下させるというデメリットも。
 
食事量が少なく栄養が偏りがちなお年寄りや極端なダイエットをしている人が、食物繊維だけをサプリメントなどで過剰にとるのはやめましょう。
 
 
□多量のカルシウムやリン
 
加工食品に広く添加されているリンは、大量に摂取すると腸の中でカルシウムと結びつき結晶になり吸収されず排出されます。
 
また、マグネシウムも多量のカルシウムやリンによって吸収が阻害されます。
 
フィチン酸やシュウ酸などはカルシウム、マグネシウム、亜鉛等のミネラルの吸収を阻害します。
 
加工食品を多く食べる人は、海藻を食卓に一品加えるなどするといいですね。
 
私たちの体はいろいろな成分が複雑に絡み合って、うまく機能しています。何か一つの栄養素、食べ物に注目して摂取するよりも、幅広い食べ物を食べるように心がけることが大切です。
 
 
食品の成分が、医薬品と食べ合わせが悪いものもありますので、薬を服用している人は使用上の注意をきちんと把握しましょう。
 
 
http://docomo.allabout.co.jp/column/CL01329/index.html
 
 

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