中国の歌が好きです…
特に「草原情歌」が好きです。
それをきれいに歌い上げる中国系日本人歌手の記事です。
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毎日新聞
幸せの学び:<その112>
日中親善の歌姫
2014年11月05日
ディナーショーで歌う宋茜さん
中国・上海に生まれ、奈良に暮らして20年になるソプラノ歌手の宋茜(ソン・チェン)さんが東京で初めてのディナーショーを開いた。
「ぜひ東京で」と背中を押してくれた友人たちに、美しいソプラノの熱唱で応えた歌姫は言った。
「日本と中国がもっと仲良くできるよう、心を込めて歌いました」。
秋の夜に、晴れやかな笑顔が輝いた。
上海音楽学院で声楽を学び、ソリストとして中国各地で1500回ものコンサートに出演した宋さんは日本歌曲を研究するため1992年に来日。
お茶の水女子大を経て2年後、奈良教育大の大学院修士課程に進んだ。
「初めて奈良公園を訪れた時、強い『気』を全身で感じました。歌のためにとても良い環境だと思い、奈良が大好きになりました」
96年に東京で開かれた「第11回全国童謡・歌唱コンクール」グランプリ大会に参加し、日本の歌曲「里の秋」を歌い、外国人で初めてのグランプリ金賞に輝いた。
審査委員長で作曲家の故中田喜直さんは
「あなたの歌声は日本人以上に日本の心を感じさせてくれた。童謡をぜひ世界に広めてください」
と激励してくれた。
これがきっかけで奈良の知人らが後援会を組織し、97年から年1回のリサイタルを開催し、CDアルバム「里の秋」も制作した。
上海と奈良や京都でステージに立つ一方、エッセーの執筆やラジオ番組に出演するなど活動の幅を広げている。
2008年には子どものころ上海で生の歌声を聞き、日本歌曲の研究をするきっかけとなったダークダックスとのジョイントコンートを奈良で実現させた。
阪神大震災、四川大震災、東日本大震災の復興支援チャリティーコンサートや、歌の親善大使としてボランティア活動に力を注ぎ、12年、日中国交正常化40周年と自身の来日20周年を記念するコンサートを開催。
その間に日本国籍を取得した。
「宋茜 錦秋ディナーショー」と題し、ホテル「椿山荘」の会場に赤いドレスで登場した宋さんはこの季節にふさわしい唱歌「もみじ」、中田さんからプレゼントされた「ピアニシモの秋」をピアノの伴奏で歌い始めた。
中国の子守唄や恋の歌も情感たっぷりに披露し、大きな拍手でリクエストされたアンコールでは運命の曲となった「里の秋」やシャンソンの「愛の讃歌」などを歌い、200人近いファンを魅了した。
ショーが終わった夜更け、ホテルのラウンジに宋さんは満面の笑みで現れた。
「皆さんの応援してくださる気持ちが伝わりました。日中関係の緊張が高まっている今こそ、友好の懸け橋となりたいのです」。
ショーの余韻に浸りつつも、新たに誓う姿があった。
【城島徹】
http://mainichi.jp/feature/news/20141104org00m070010000c
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草原情歌を目的に買ったCDでしたが、日本語も良いです。
日中友好…どうでも良いですが、中国にも良い歌があります。