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「地震の巣」…ネパール大地震は以前から懸念されていた

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予想されても打つ手がないのが、現実です。

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「地震の巣」とは ネパール大地震は以前から懸念されていた

朝日新聞デジタル執筆者: 貫洞欣寛

投稿日: 2015年04月26日 10時13分 JST

更新: 2015年04月26日 10時41分 JST


ネパール「地震の巣」で再び 少ない耐震建物、被害懸念


ネパールを中心に襲ったマグニチュード(M)7・8の地震。現場周辺は地下のプレート(岩板)がぶつかることで巨大山脈ヒマラヤがつくられた「地震の巣」で、以前から大地震の発生が懸念されていた。

インド亜大陸が乗るプレートが、ユーラシア大陸の乗るプレートを南から押し上げることでできたのが、世界最高峰エベレストがあるヒマラヤ山脈だ。

そのふもとのカトマンズでは1934年にM8・4の地震が発生。

国連人道問題調整事務所(OCHA)によると8万戸以上が倒壊し、8500人が死亡。2005年には、ヒマラヤにつらなるパキスタン側カシミールの山岳地帯を震源にM7・7の地震が発生。

インドと合わせて8万6千人を超える死者が出た。


ネパールでは今も、細い柱に赤れんがやブロックを組み合わせただけのビルや民家がほとんどで、耐震構造の建物は少ない。

25日の地震でも被害の拡大が懸念される。


地震への懸念はネパール国内だけでなく、国際社会でも共有されてきた。

OCHAは13年に各国の専門家を集めた対策会議を開いた。

日本も以前からネパールでの地震対策支援を続けてきた。


カトマンズでは、国内の携帯電話が極端に通じにくくなっており、情報収集に支障をきたしている。

地元通信社のラミチャネ・ソムナート記者は

「国外からの通話は通じても国内でほとんど通じなくなり、メディアも情報を集められない状態だ」

と述べた。

(ニューデリー=貫洞欣寛)

     ◇

〈ネパール連邦民主共和国〉 首都カトマンズ。

内陸国で、ヒマラヤ山脈の高山帯がある北部は中国に、南部はインドに接している。

2013年の人口は約2800万人で、うち約8割がヒンドゥー教徒。

国内総生産(GDP)は194億ドルで外貨獲得は観光業に頼る。

外交は非同盟中立の立場で、インド、中国の双方と関係を保っている。

08年に王制が廃止された。

(朝日新聞デジタル 2015年4月25日21時23分)


震源浅く激しい揺れ、耐震化も間に合わず ネパール地震


25日のネパールの地震について東京大地震研究所の加藤照之教授は

「マグニチュードが7・8と大きく、しかも震源の深さが浅いので地面の揺れが激しい。耐震性が低い建物が多ければ、被害は広がる。倒れかかっている建物が、余震で完全に倒壊する可能性もある」

と語る。


片山恒雄・東京大名誉教授(地震工学)は

「ブロックでつくった古い家は、強い揺れが来るとひとたまりもないだろう。耐震化を進めようという動きがあったが、間に合っていないのが現状だ」

と話した。


1988年の地震後にネパール・カトマンズ近くでの現地調査に参加した山口大の村上ひとみ准教授(都市防災学)は

「調査では震度4の地域でもれんが造りの建物の壁が崩れていた。そのころからカトマンズ盆地の人口は4倍ほどに増えた。耐震性を高めようとしているが、人口増に対応するために、地盤の弱い場所に建てていたり、耐震の検査が不十分だったりするのではないか」
とみる。


東畑(とうはた)郁生・地盤工学会長(地盤耐震工学)は

「もともと地盤がもろく、地すべりが多い地域。この地震で、大規模な地すべりが起きているかもしれない。土砂で道路が寸断されると、食料などの物資の輸送や救援に時間がかかってしまう」

と指摘した。


(朝日新聞デジタル 2015年4月26日09時03分)



(朝日新聞社提供) 

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◇ネパールの地震 死者約1400人に NHKニュース - NHKオンライン


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http://www.huffingtonpost.jp/2015/04/25/nepal-earthquake_n_7144396

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ヒト事では、ありません。


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