宝塚歌劇団に続いては、宮家です。
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寛仁親王妃信子 (著)
■ 読者評
前作『四季の家庭料理—お惣菜80種』から、料理センスの良さ、そして、レセピー(=レシピ)の伝え方に間違いはないと信じ、中身も目次も確かめず、購入しました。
■ 内容
【春】
ロールキャベツ
雛祭りのちらし
桜台の酒蒸し中華風
ニラ玉・ニラ玉のお椀
納豆のシラス和え
春野菜と山菜のパスタ
キャベツと塩昆布のサラダ
筍の素揚げと青海苔・筍ご飯
簡単バーニャカウダ
烏賊腸パプリカ炒め
鰆の味噌漬け
稚鮎
【夏】
無花果のコンポート
真魚鰹の白バルサミコソテー
蟹と胡瓜のサラダ
アボガドとトマトのサラダ
トマトのガスパチョ
穴子の含め煮
チャプチェ
ゴーヤの梅肉和え
シャインマスカットと白身魚のグラタン
茄子の煮込みあんかけ
麻婆茄子
南瓜のスープ
【秋】
秋刀魚のカルパッチョ
秋刀魚の棒寿司
干し椎茸と生姜甘煮
網茸の中華風
秋鮭のサラダ
いろいろ茸のスープ
栗ご飯
里芋の甘煮
アンポ柿のサラダとアンポ柿の白和え
蓮根餅と蓮根ご飯
【冬】
チーズフォンデュ
鰈の煮付け
牡蠣フライ
〆鯖
すき焼きア・ラ・花桃
豚肉の重ね揚げ
長葱のドレッシング漬け
鶏肉と守口漬け
高菜と挽肉の豆腐あんかけ
寒鰤のお刺身
鰤の照焼き
【新年】
鰤のお雑煮
新年の壱の重
黒豆・ゴマメ・烏賊人参・昆布巻き
イクラの醤油漬け
蓮根と野菜の煮合え
【オールシーズン】
鶏肉のドリア
バナナのフランベ
スパゲッティ・アラビアータとジェノベーゼ
イタリア風おからと野菜
焼き餃子と水餃子
牛タン味噌漬け
塩麹漬け豚肉の揚げもの
スタッフド・ポテト
グリーンカレー
ラムローストとハーブソース
以上68品
料理に不慣れな人は、不慣れなりに
料理経験豊富な人は、豊富なりに
仕上がるであろう巧みな構成
見開き2頁に1つのレシピ
右上:材料
左上:作り方
右:エッセイ
左:料理写真(料理と器のバランスが良く、美しい!!)
所々に脚注:メニューの由来や参考図書など
p.141
料理写真を担当なさった青柳陽一氏によると、レセピーはすべて妃殿下の頭の中にあり、メモなど一切ご覧にならないそうです。
食材を捕ってくださった人、食材を育ててくださった人、妃殿下ご幼少の頃の食に纏わる思い出ほか、エッセイに用いられたフォントが大きく、読みやすい。
食する相手の喜びと健康を思う気持ちが常にあり、自ら台所に立ち続けられた時間の長さが覗えます。
この本は、恐らく、私が料理出来なくなる最後まで、手元に残すことになるでしょう。
『あなたのために—いのちを支えるスープ』
『聞き書 福島の食事 (日本の食生活全集)』
などお好きな方には特にオススメ
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皇室関係者の現実離れした料理本と思っていたのですが…
以外に身近な内容です。
宮家に親しみを感じるとともに敬いを感じる内容です。