最近、メールで済ますことが多くて、手紙を書くことが、ほとんどありません。
でも、年配者はメールしない人も多いので、やっぱり手紙ですね
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暮らしのガイド
2012/08/10 UPDATE
これは赤っ恥!手紙で間違えやすい言葉づかい・敬語
「手紙の書き方」ガイド
:井上 明美
相手と直接会って話す場合、もし言葉づかいを誤ってしまっても訂正できますし、表情や身振りで気持ちを表せます。
しかし、手紙は文字だけで伝えるものですから、それだけに言葉の使い方や敬語の使い方には注意が必要です。
一番は「心」ですが、その心を表すのは手紙の場合は文字・言葉です。
せっかくの手紙が相手に誤解を与えないように、手紙の中での間違えやすい言葉づかいや、迷いやすい言葉をあらためて見直してみましょう。
■ 手紙の中でも間違えやすい言葉とは?
次の文章は○×、どちらでしょうか。
1.「このたびは関係各位の皆様には、たいへんお世話になりまして感謝申し上げます」
2.「恐れ入りますが、同封の資料をご確認してください」
3.「早速にご拝読いただきありがとうございます」
4.「先生、先日はどうもお世話様でした」
5.「最近は絵をお描きになっていらっしゃるそうですね」
気になる解答と解説は次に
■ 解答と解説
□1.×
「関係各位の皆様」が誤用。
各位とは集団の中のそれぞれを指す尊敬語、皆様方の意です。
ですから、関係各位の皆様では重複してしまいます。
正しくは「各位には」または「~の皆様には」などとなります。
□2.×
「ご確認してください」が誤用。
ときに例外もありますが「お/ご~する」では、自分側の謙譲語の形になってしまうため、相手の行為に使うのは誤り。
正しくは「して」を抜いて「ご確認ください」とします。
□3.×
「ご拝読」が誤用。
拝読は自分が読む意の謙譲語ですから、いくら「ご」をつけても尊敬語にはならず相手の行為には使えません。
正しくは「ご覧いただき」「お読みいただき」などとします。
□4.×
「お世話様」が誤用。
「どうもお世話様(でした)」は、何か世話になったような場合に使われますが、敬意は軽いので目上の人に対して使うのは敬意不足で失礼になりかねません。
正しくは「お世話になりました」など。
□5.○
迷った方も多いかもしれませんが、正しい敬語です。
これを二重敬語の誤りと誤解してしまうことも多いと聞きますが、二重敬語と呼ぶものではありません。
少々文章が長い、ややくどい印象を受けるかもしれませんね。
これは「描く」を「お描きになる」、「いる」を「いらっしゃる」のように、一つ一つの言葉をそれぞれ尊敬語にしている例ですので正しい敬語表現です。
二重敬語とは、一つの語に一つの敬語しか使えないところを、二つの敬語を重ねてしまっているものをいいます。
二重敬語の誤用例としては、「おっしゃられた」(「おっしゃる」に「言われる」を加えたための誤用)などがあげられます。
■ 意味を知り、迷いを防ぐこと
意味を知り使い分けることが心くばりのある言葉につながります。
たぶん×と思ったものでも、まずはきちんと意味を知り、迷いを防ぐことが大切です。
これ以外にも間違いではなくても「させていただく」などの使い過ぎや不適切な例など、たくさんあります。
言葉の正誤がすべてではありません。
でも、自分では丁寧にしたいという気持ちがあっても、言葉づかいを間違えてしまったばかりに、とんだ恥をかいたり、相手に不快な思いをさせてしまったりするのは避けたいものですよね。
しゃべった言葉は取り消せませんが、手紙は出す前に訂正できます。
よく使う言葉もときには意味や使い方を見直し、適切な心くばりのある言葉を選びたいものですね。
http://docomo.allabout.co.jp/column/CL01320/index.html
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この記事、短文で、よくまとまっていますよね