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【ニッポンの新常識】日本語と漢字を廃止した某国 文献を読めないのは悲劇か喜劇か K・ギルバート氏

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漢字は、意味がわかるので、便利です。

一言で表せるのが、便利です。

アメリカ人から見た日本語について

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- 政治・社会 - ZAKZAK

【ニッポンの新常識】日本語と漢字を廃止した某国 文献を読めないのは悲劇か喜劇か 

K・ギルバート氏

3.25


 私はブログとフェイスブックに載せる記事を、原則として日本語と英語の2カ国語で書いている。

記事の題材や資料が英語の場合、先に英語で書いてから日本語に翻訳する。

この場合はあまり苦労を感じない。


 しかし、参照する資料などが日本語だった場合、先に日本語で記事を書いてから英語に翻訳する場合が多い。

このパターンは少々やっかいだ。


 日本語は漢字という1種類の表意文字と、ひらがなとカタカナという2種類の表音文字を組み合わせて表記できる。

しかも、「助詞」をうまく使えば、日本語は文の中で語順を入れ替えることすら自由自在だ。


 他方、英語はアルファベットという26文字だけで全てを表現しなければならない。

便利な「助詞」は存在せず、倒置法などは限られる。


 ちなみに、日本語の仮名は「五十音」と言われるが、「がざだば」行の濁音、「ぱ」行の半濁音、「ぁ」行と「っゃゅょゎ」という捨て仮名を入れると、ひらがなは76文字。

カタカナは「ヴ」も使うから77文字ある。

加えて、常用漢字は2136字/4388音訓もあり、同じ言葉でも、どの文字種を使うかで微妙に意味を変えられる。


 従って、日本語で文章を書くときの自由度の高さは、英語とは比較にならない。

うまい皮肉を日本語で思い付いても、英語で表現しようとすると本当に大変なのだ。


 世界に誇るべき日本語の表現力だが、前回の連載で、君が代の変遷について書く際に、日本の初代文部大臣の森有礼(ありのり)について調べていたら、驚くべき事実を知ってしまった。


 森は10代で英国に留学しており、英語が非常に堪能だった。

この日英バイリンガルの大先輩は

「日本語を廃止して、英語を日本の国語にすべきだ」

と考えていた。

漢字の複雑さを特に問題視していたようだ。


 確かに、明治初期の漢字は今よりも複雑で数も多かった。

話し言葉は口語、書き言葉は漢文という不自由な習慣もあった。

西洋に後れた政治や経済、科学などの学習に必要不可欠な英単語は、日本では概念すら存在しないものが多かった。


 例えば、「社会」「存在」「自然」「権利」「自由」「個人」「品性」「人格」「情報」「近代」「美」「恋愛」「芸術」「彼・彼女」などの言葉は、江戸時代の日本にはなかった。

明治期の先人が苦労を重ねて生み出したのだ。


 もし、これらの言葉が使えなかったら、日本語の文筆作業は相当もどかしい。

だから、当時の森の気持ちも理解できるが、現代から見れば、満41歳で暗殺された森の考えは若気の至りだった。


 ところが、本当に漢字を廃止して、独自の表音文字だけにした国が、日本の近くに存在する。

結果、国民の大多数が、わずか70年前の書籍や新聞を全く読めず、真実の歴史に向き合えない。

悲劇と呼ぶべきか、喜劇なのか。それが問題だ。


 ■ケント・ギルバート 

米カリフォルニア州弁護士、タレント。1952年、米アイダホ州生まれ。

71年に初来日。80年、法学博士号・経営学修士号を取得し、国際法律事務所に就職。

83年、テレビ番組「世界まるごとHOWマッチ」にレギュラー出演し、一躍人気タレントとなる。

現在は講演活動や企業経営を行っている。

最新刊は『不死鳥の国・ニッポン』(日新報道)。


http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/print/20150325/dms1503251140002-c.htm

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なんと、日本語って、そうだったんですね


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