アイデルバーグ氏の著書の『大和民族はユダヤ人だった』 (たまの新書)は、すでに紹介済みなので、
ここでは、紹介していません。
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探求三昧 by 百瀬直也
- 地震前兆・超常現象研究家が地震予知・予言・スピ等を探求
2005-11-06
十部族は日出る処へと向かった~アイデルバーグ氏死去
今日は故人の話題ばかりですが…。
『古代出雲イスラエル王国の謎』(小石豊著)
という本の中で、ヨセフ・アイデルバーグ氏が交通事故で亡くなられていたことを知りました。
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古代出雲イスラエル王国の謎—神社に隠された日本人のルーツ
(ムー・スーパーミステリーブックス)
作者: 小石豊
出版社: 学習研究社
発売日: 2005/02
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出雲大社で、巨大な高層神殿の存在が明らかになった。
神々の故郷と呼ばれた出雲こそ、神道発祥の地なのか。
ならば、神道をもたらした民こそ、歴史上から消えた、
「失われたイスラエル10支族」
ではなかったか!?
神社に隠された古代史を解き明かしつつ、そこに世界史最大の謎とされる失われたイスラエル10支族の痕跡を分析。
ヨルダン川東岸の高層神殿から幕屋の構造、そして古代ユダヤ教の儀式に至るまで、隠されし神道のルーツが明らかになるとき、日本に封印された古代イスラエル王国が復活する。
筆者自らが取材したユダヤ人学者の仮説をふまえ、神道の未来を予言する。
【目次】(「BOOK」データベースより)
プロローグ 神道は日本のアイデンティティ
第1章 失われたイスラエル10支族は古代日本にやってきた
第2章 古代出雲に封印された神道発祥の秘密
第3章 神社は古代イスラエルの神殿だった
第4章 ユダヤ人から見た「神道=ユダヤ教起源説」
第5章 『聖書』に預言された日本イスラエル王国の復活
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
小石豊
昭和7年、東京都生まれ。
中央聖書学校卒業後、豊川キリスト教会や吉祥寺福音教会などで、牧師を務める。
欧米的なキリスト教文化の押し付けに異議を唱え、日本文化に沿った福音のあり方を提唱する。
早くから、失われたイスラエル10支族の注目し、彼らが古代日本に渡来してきた可能性を研究。
『聖書』の預言という視点から、現代日本のあり方を問いつづけている。
豊橋キリスト教会牧師及び聖書と日本フォーラム会長、シャローム宣教会「声石」主筆
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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といっても、ヨセフ・アイデルバーグ氏の名前を知っている人は少ないでしょうね。
ぼくの古代イスラエル関係のノンフィクション作品やブログ記事を読んだことがあればご存知でしょうが。
古代の日本にイスラエルの『失われた十部族』が渡来した可能性について、長年研究されていたユダヤ人でした。
『大和民族はユダヤ人だった』 (たまの新書)
作者: ヨセフアイデルバーグ,Joseph Eidelberg,中川一夫
という本は、このテーマについて探求する人間にとっては貴重な存在でしょう。
アイデルバーグ氏の業績
もちろん、この書名からして受け入れがたいものがあって、大和民族すべてがユダヤ人だったらトンデモです。
この点については、私は著書の考えと異なります。
あくまでも、十部族の末裔の一部が渡来して日本人と同化していった可能性を検討しているわけです。
この人の最大の業績は、記紀神話に記された天皇家の先祖の足跡が、旧約聖書に書かれた古代ヘブライ王の足跡と酷似していることを検証したことでしょう。
これは、けっして「偶然の一致」と言えるものではないです。
記紀を編纂した人々の中に、旧約聖書の記述を取り込んだ人間がいたとしか説明がむずかいのではないか。
それは恐らく、秦氏、そして多氏系氏族、そして藤原氏ではないかと思っていますが。
というか、記紀の成立以前に、そういうことが皇室の歴史として語られていたのかもしれませんが。
後者の方がもっと大変なことでしょう。
もしも天皇家自身がこのような伝承を日本に持ち込んだとしたならば。
アイデルバーグ氏はまた、日本語とヘブライ語の共通する単語を指摘したりしていますが、これについては、あまり鵜呑みにできない部分もあります。
やはり日本語の知識が不十分であり、また比較対照が現代日本語であることも問題でしょう。
しかしながら、他にもいろいろとユダヤ人にしかわからないような示唆に富んだ指摘も見られ、とても参考になります。
失われた十部族について調査のために来日して、神社の神職の見習いとして働いた経験もある人で、さすがに日本のことについて詳しいです。
この本はとっくに絶版になっているだろうと思っていたら、まだ購入できるようなので、興味がある方は早めに買うと良いでしょう。
この手の本は、目に付いたときに買っておかないと、あとで絶版になったら入手困難で泣きを見ますから。
日出るところの聖なる国~日本
下記のページに、アイデルバーグ氏の対談が載っています。
ここにある、アジアの地図を見てください。
イスラエルの失われた十部族がシルクロードを通って東へ進んでいった道のりが描かれています。
日本人こそは“失われたイスラエル10支族だ”と主張するユダヤ人言語学者ヨセフ・アイデルバーグ
http://inri.client.jp/hexagon/floorA3F_hb/a3fhb412.html
この地図を見ると、イスラエルから東へ東へと進んでいますね。
なぜだかわかりますか?
古代ヘブライの民にとって(現代ユダヤ人にとっても同様ですが)、東の「日出るところ」は神聖な方角であって、ユダヤ教徒はいまでも東に向かって礼拝します。
その東の彼方に、放浪の民にとっての安住の地があるはずだという信仰をもって、長年旅を続けたんですね。
そして、十部族の一部には、シルクロードに近い国々に安住の地を見出した者たちもいたようです。
古代の中国には、たとえばこの地図にある西安とか開封には、ユダヤ人の居住地がありました。
現代でも、たしか開封だと思ったけれど、失われた十部族の末裔だと思われている人々が若干いるそうです。
開封にたどりついたイスラエルの民の中で、さらに東を目指した人々は海にぶつかり、そこで東へ進むことをあきらめたでしょうか?
そうではなく、朝鮮半島に北上して、さらに半島の南端まで進んだのではないか。
そうすれば、日本列島はもう目と鼻の先です。
旧約聖書には「日出るところの島々」という表現が出てきます。
蛇足ですが、聖徳太子が中国に送った書に見える「日出(ひいづ) る処(ところ)の天子」という部分は、聖書の記述を意識した表現ではないか。
聖徳太子の出生伝説に見えるように、高貴な人物が馬小屋で生まれるなんて変ですね。
これもキリストの伝承に影響されたものだという説があります。
聖徳太子のブレーンに秦河勝がいましたが、秦氏といえば、失われた十部族の末裔だという説が出ています。
そして聖徳太子自身も渡来の民だった可能性が高いと思います。
元に戻ると、そういう理想の地をさらに目指して進んだ人々がいたと考える方が、自然ではないでしょうか。
ちなみに、古代イスラエルの聖地エルサレムからずっと東へ辿ると、九州の日向あたりにたどり着きます。
ここが天孫降臨の地だということは偶然でしょうか?
こういうことを書き出すと止まらなくなるので、今日はこのへんにしておきます。
アイデルバーグ氏の貴重な研究を思うと、その死は本当に残念なことです。
氏の研究成果は、人類にとって重要なものだと認められる日がいつか来るのではないかと思っています。
【参考サイト】
▽「黄河のほとり。中国のユダヤ人の末裔」
http://yichintang.hmc6.net/news/news.yudaya.html
▽夢の都ー開封
http://92bfed.nease.net/yutai.htm
http://tankyu.hatenablog.com/entry/20051106/joseph
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確かに、来ていてもおかしくないし…
来ていなくてもおかしくないし…