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慟哭の通州——昭和十二年夏の虐殺事件

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事実を知らないといけない。

恐ろしい事実を


↓↓↓

慟哭の通州——昭和十二年夏の虐殺事件

単行本 ・ 2016/10/6

加藤康男 (著)


本内容紹介

新資料多数発掘!

写真・図版100点以上収録で明かされる、80年後の真実。

中国兵に虐殺された邦人250余名の非命をたどる血涙ノンフィクション。



序章 虐殺の城門へ


第一章 通州城、その前夜

冀東防共自治政府と殷汝耕

閉められた城門

七月二十九日、黎明に響く銃声


第二章 血染めの遺書

奇跡の妊婦二人

血染めの日記帳

浜口茂子の遭難記

通州事件関連の写真・図版集成


第三章 日本人街の地獄、その検証

安藤記者の脱出記

ある留学生による救援現場報告書

荒牧憲兵中尉の調書・検証


第四章 私はすべてを見ていた——佐々木テンの独白

昭和天皇と因通寺

佐々木テンの独白


第五章 救援部隊到着——連隊長以下の東京裁判証言録

萱嶋連隊、通州に反転

「東京裁判」での証言

外務省の事件処理


第六章 現地取材はどう報道されたか

衝撃を伝える新聞各紙

吉屋信子の憤怒

アメリカ人ジャーナリストの目


第七章 日本人襲撃は国民党との密約・陰謀だった

実は、同時多発テロ計画だった

張慶余『冀東保安隊通県反正始末記』


終章 「あとがき」に代えて



クローバー出版社からのコメント

通州事件の全貌がこの一冊ですべて分かります。

膨大な新資料と写真で描く中国兵による大虐殺の真相が一目瞭然。

いまこそ真実を突き付けて、歴史戦に大反撃を加えましょう。

通州事件の全資料を一堂に集めた衝撃のノンフィクションです。

(カバー写真は「血染めの日記帳」を遺した石井亨・茂子夫妻の結婚写真(昭和12年1月8日、大連にて)



メモ著者について

加藤康男(かとう・やすお)

1941年、東京生まれ。

編集者、ノンフィクション作家。

早稲田大学政治経済学部中退ののち、出版社勤務。

退職後は、近現代史などの執筆活動に携わる。

『謎解き「張作霖爆殺事件」』(PHP新書)で、山本七平賞奨励賞を受賞。

『禁城の虜——ラストエンペラー私生活秘聞』(幻冬舎)、

『関東大震災「朝鮮人虐殺」はなかった』(ワック)、

『昭和天皇七つの謎』(ワック)

ほかがある。




☆読者評

★★★★★終章「あとがきにかえて」

投稿者 アマゾンカスタマー トップ100レビュアー

投稿日 2016/10/16


終章で著者の加藤さんは、この約80年前の通州事件の資料、証言を集め、本書を書くにあたって、その余りにも凄惨な事実を前に何度も筆を置き、書くことをためらわれながらも、通州事件で亡くなった邦人たちの逼迫した魂に背中を押されるようにして、書きあげたということです。


私も読みながら、虐殺の犠牲になった邦人たちの無念、恐怖と苦痛が伝わってきて、胸にこみあげる波立つ思いを抑えきれず、何度も本を閉じては、ようやく終章までたどり着きました。

通州事件は、日本の教科書に記載されるべきです。


私たちには常識では考えられない思考法を持つ多民族と向き合う時、歴史の中であれ現状であれ、何が正しい事実なのかを見極めるためには、まず情報の取捨選択が必要であることを、痛切に感じました。

その意味でも本書の存在は貴重です。


いまだ自虐史観がまかり通っているこの国、通州事件の経緯とその本質について、本書は多くの資料、証言、そして著者の真摯で冷静であろうとする姿勢で書かれた良書です。

ぜひマスコミに取り上げて欲しい一冊です。


また、中国は昨年ユネスコ(記憶遺産)に捏造した「南京大虐殺」を申請し、なんと検証も議論もないままユネスコ記憶遺産にその登録が認められてしまい、痛恨の極みというほかありません!

もともと、ユネスコはフランス共産党のメンバーが結成した経緯もあり、現在の事務局長もやはり共産党系の人です。

こういう国際機関を相手に戦うことの難しさを感じます。


通州事件こそ、記憶遺産に登録されてしかるべき、歴史の事実でしょう!



★★★★★ 中国による史上まれに見る猟奇的虐殺事件

南天の星
投稿日 2016年10月10日

事件から長い歳月が流れ、いったいどれほどの日本人が、この事件の真相を知っているのだろうか。


まして日本政府は、この事件を忘却の彼方へと自虐的に追いやり、戦後一度も取り上げて中国に抗議し、賠償を請求することもなかった。


このたび、著者の雄渾な筆によって、総合的見地からの歴史通観、そして実地踏査に加えて、過去の重要な資料のダイジェストを行う一方で、新しい資料、証言を多数あつめた。

とりわけ、遺族への取材は極めて貴重である。


現場ばかりか、足を棒にして各地を歩き、その血涙の労作以外のなにものでもないと思える。

複眼で通州事件をみると、これが廬講橋事件直後におきている時系列的なポイントが重要になる。

なぜ、北京郊外に日本兵がいたかは説明するまでもない。

居留外国人の安全を護るため、今日で言うPKOであり、断じて「侵略」ではなかった。


あと二つ、議論を始める前に、前提として知っておくことがある。

第一は、通州事件により、日本は朝野をあげて中国を討てという合唱になって国論がまとまって、結果的に泥沼の戦争に巻き込まれてしまったこと。

著者が結論的にいうように通州の虐殺は「冀東保安部隊」と国民党との密約が存在していた。

かれらはもっと大規模な同時多発テロを準備していたことである。


第二は中国の「兵」の定義である。

著者は言う。

「中国では『兵』と『匪賊』の差がほとんどないのが実情だった。

満州まで含めれば『匪賊』に『緑林』(盗賊、馬賊)が加わる。

兵が脱走して匪賊、馬賊となり、匪賊、馬賊が帰順して兵となるのが日常化していると考えればよい」


こういう治安状況、そして重税が課せられた北シナでは、自治政府が結成され、河北省のそれが段汝耕だった。

ほかにも宋哲元らがいた。

かれらは「親日派」とされ、うっかり日本軍は段汝耕らを信じたが、地下で蒋介石と繋がっていたのだ。


いずれにせよ、通州事件のすべてがこの一冊で完璧に理解できる。

多くの史料を収集した点も評価でき、一気に読んだ。
星五つは当然だろう。



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残虐なのは、どちらだ!?

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