冬も室内干しが多くなるので、梅雨の記事を参考にしてください。
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暮らしのガイド
2013/06/04 UPDATE
部屋干しのイヤな臭いサラバ!
いい匂いに干す「5つ」のテク
「家事」ガイド
:毎田 祥子
雨の日が増えて湿度が上がってくると、洗濯物の生乾きの臭いが発生しやすくなります。干しあがりも、何となくカピッとしていて肌ざわりもいまいちに……。
何とかしたいですよね。目標は、部屋干しでもふんわりいい香り。何とかしましょう!
■ 柔軟剤をヘタに使っていませんか?
生乾き臭を抑えようとよく使われるのが、柔軟剤で丸め込もうというテクニック。
一時的に解決できても、そのうち生乾き臭と柔軟剤が混ざって、さらに強力な混合臭になってきます。
ひどい人になると、この混合臭を隠そうと、規定量以上に柔軟剤を加えてさらなる悲劇に。
柔軟剤を入れすぎると、吸水性が下がります。その結果、汗を吸いにくくなって体臭を発生しやすくしてしまったり、次に洗濯したとき汚れが落ちにくくなってしまうのです。
これらの失敗の原因は、洗濯物の汚れをしっかり落としていないから。いい香りに仕上げたかったら、汚れ落としはいつも以上に大切なのです。
部屋干しの臭いは、洗いあがった洗濯物に残った雑菌が増えるときに出すガスによるもの。いい匂いに仕上げたかったら、やるべきは汚れを落とすこと。ポイントは次の「5つ」です。
1.一度に大量に洗わない
洗濯機に入れる洗濯物の適量は、その機種の最大容量の7~8割といわれます。ですが、できるだけしっかり汚れを落としたいこの時期は、5割程度に抑えた方がよいでしょう。
2.一度に大量に干さない
その部屋の空気が含むことのできる水分量は決まっています。大量に干せば空気がパンパンな湿気状態になり、洗濯物が含む水分が蒸発せず雑菌に水分を与え続けることになるので、生乾き臭を招きます。
3.洗剤は規定量。どちらかというと粉末がおすすめ
洗剤量は多すぎると、すすぎで落ちないことがあります。そこで液体洗剤もいいのですが、酵素類を含む粉末洗剤の方が汚れ対策には効果が大きいこともあり、洗剤が溶け残る心配が少ないこの季節は粉末洗剤にしてみるのが一番です。
4.漂白剤をプラス
さらに気になるようなら、洗剤に酸素系漂白剤を大さじ1杯くらい加えるのもおすすめ。これは洗濯機自体にカビが生えるのを防いでくれます。なお、同じ酸素系漂白剤なら液体より粉末の方がおすすめです。
5.目立つ汚れは事前対策
襟や袖口、脇など汚れが濃い部分は、洗濯前に濃いめの洗剤水に浸け置きしておきます。襟袖対策には、スティックタイプの部分洗い用洗剤がおすすめです。
■ 干すときは空気を停滞させない
室内干しのときに大切なのは、洗濯物の周囲に湿気をためないこと。扇風機やエアコン、除湿器の風をあてたり、換気扇をつけたりして、空気を循環させる工夫をします。
梅雨時は干し場だけでなく、家全体の空気を循環させないと、思いがけず部屋にカビが出たりします。晴れた日には窓を開けたり、換気扇を活用したりしましょう。
次は、対策をしても臭ってしまったら?
…その対処法を紹介しましょう!
■ 臭ってしまったら?
乾かした後に臭ってしまった場合、もう一度洗濯をするだけでは落ちにくいことがあります。
このときは浸け置き洗い後に洗濯します。浸け置くのは濃いめの洗剤か、漂白剤を入れたぬるま湯。
少しの臭いであれば、ぬるま湯だけで浸け置いた後、何度か水を替えてすすぎをしてから洗濯機にかければOKですよ。
■ いい匂いにする方法
「いい匂い」は個人的な感覚なので、好みの匂いがついた洗剤を選んでください。くどいようですが、その匂いをいかすためには、汚れをきちんと落として臭わない状態にしておくことです。
柔軟剤は適量にと書きましたが、「もっといい匂いをつけたい!」という方は、香りづけ専用の商品を試してみましょう。粒状、スプレー、シートタイプなど、色々あります。
■ ふんわりを実現するワザ
ふんわり感を出す一番の近道は、乾燥機を使うこと。
しかし、電気代のことを考えると、やっぱり室内干しでそれを実現する方法も考えてみましょう。
洗った衣類が乾いたときにゴワゴワする要因の一つは、一説によると「水」。
洗剤のみで洗濯機にかけた場合、脱水後、水の塊が束になった繊維を固めてしまいます。繊維が固められてしまうと、ゴワゴワしてしまうのです。
これを解決する方法の一つは、柔軟剤。柔軟剤は繊維が束になって固まるのを防いでくれます。そのほか、裏ワザとしては、例えばタオルの片方をしっかり握り、10回ほどぐるぐると振り回してから干す方法。くっついた繊維が離れるので、思った以上のゴワゴワ対策になりますよ。一度お試しあれ!
http://docomo.allabout.co.jp/column/CL01688/index.html?From=SP00055