毒女ニュース
朝日新聞の特集「いじめている君へ」、小学6年生のタレント・春名風花の文章が凄いと話題に
2012年8月19日(日) PM 8:30
人気子役のはるかぜちゃんこと春名風花(11歳)が17日、朝日新聞紙上でのいじめ問題に関する連載「いじめている君へ」の最終回に寄稿したメッセージが大きな反響を呼んでいる。
人気ロックグループ、GLAYのボーカル・TERUは17日、「お父さんやお母さん達に何かを感じてほしい」と自身のブログで紹介している。












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TERU衝撃 春名風花のいじめの言葉
2012年8月17日
GLAYのボーカル・TERU(右)と人気子役のはるかぜちゃんこと春名風花
人気子役のはるかぜちゃんこと春名風花(11)が17日、朝日新聞紙上でのいじめ問題に関する連載「いじめている君へ」の最終回に寄稿したメッセージが大きな反響を呼んでいる。
人気ロックグループ、GLAYのボーカル・TERUは17日、
「お父さんやお母さん達に何かを感じてほしい」
と自身のブログで紹介している。
TERUは17日、「衝撃を受けました」とのタイトルでブログを更新。
「ぼくは小学6年生です。タレントだけど、ふつうの女の子です。今から書く言葉は君には届かないかもしれない。だって、いじめてる子は、自分がいじめっ子だなんて思っていないから。」
という文章で始まる春名の文章の書き出し部分と、掲載されたメッセージのアドレスを掲載。
TERUはPUFFYの大貫亜美と02年に結婚。一児(長女、9歳)の父である。
春名のツイッターには多数の反響が寄せられており、17日、「この連載をきっかけに、たくさんの人がいじめをじぶんの事として、考えてくれたらうれしいです」とメッセージを書き込んでいる。
http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2012/08/17/0005306793.shtml
[引用元:朝日新聞]
■《いじめている君へ》春名風花さん
◇君、想像したことある?
ぼくは小学6年生です。タレントだけど、ふつうの女の子です。
今から書く言葉は君には届かないかもしれない。だって、いじめてる子は、自分がいじめっ子だなんて思っていないから。
いじめがばれた時、いじめっ子が口をそろえて「じぶんはいじめてない」って言うのは、大人が言う保身(ほしん)のためだけじゃなく、その子の正直な気持ちじゃないかなと思います。
ただ遊んでいるだけなんだよね。自分より弱いおもちゃで。相手を人間だと思ってたら、いじめなんてできないよね。感情のおもむくままに、醜悪(しゅうあく)なゲームで遊んでいるんだもんね。
ぼくもツイッターでよく死ねとか消えろとかブスとかウザいとか言われます。顔が見えないから体は傷つかないけど、匿名(とくめい)なぶん、言葉のナイフは鋭(するど)いです。
ぼくだけでなく、時には家族を傷つけられることもある。涙が出ないくらい苦しくて、死にたくなる日もあります。
けれどぼくは、ぼくがいくら泣こうが、本当に自殺しようが、その人たちが何も感じないことを知っている。いじめられた子が苦しんで、泣いて、死んでも、いじめた子は変わらず明日も笑ってご飯を食べる。いじめは、いじめた人には「どうでもいいこと」なんです。
いじめを止めるのは、残念ながらいじめられた子の死ではありません。その子が死んでも、また他の子でいじめは続く。いじめは、いじめる子に想像力(そうぞうりょく)を持ってもらうことでしか止まらない。
いじめゲームをしている君へ。
あのね。キモい死ねと連日ネットで言われるぼくが生まれた日、パパとママはうれしくて、命にかえても守りたいと思って、ぼくがかわいくて、すごく泣いたらしいですよ。この子に出会うために生きてきたんだって思えるくらい幸せだったんだって。それは、ぼくが生意気(なまいき)になった今でも変わらないそうですよ。
想像してください。君があざ笑った子がはじめて立った日、はじめて歩いた日、はじめて笑った日、うれしくて泣いたり笑ったりした人たちの姿を。君がキモいウザいと思った人を、世界中の誰(だれ)よりも、じぶんの命にかえても、愛している人たちのことを。
そして、その人たちと同じように笑ったり泣いたりして君を育ててきた、君のお父さんやお母さんが、今の君を見てどう思うのか。
それは、君のちっぽけな優越感(ゆうえつかん)と引き換(か)えに失ってもいいものなのか。いま一度、考えてみてください。
(はるな・ふうか=タレント)
◇
連載は今回で終わります。
http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2012/08/17/0005306793.shtml
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タレントにしておくのモッタイナイ