楽しい夏休みが大変悲しい夏休みになりました。
川の中州にキャンプ場があったこと自体に驚きます![]()

川の中州の石は、色が変わっていて、常に水が浸かっているのがわかります。
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丹沢3人死亡
中州キャンプ…専門家驚き「川の中と同じ」
毎日新聞 2014年08月03日 02時30分
中州(中央左)から河内川(中央)を渡ろうとした車が流され、3人が亡くなったキャンプ場「ウェルキャンプ西丹沢」=神奈川県山北町で2014年8月2日午前9時31分、本社ヘリから
神奈川県山北町中川のキャンプ場「ウェルキャンプ西丹沢」で1日、親子4人が乗った車が川に流され3人が死亡した事故は、川の中州にテントを張った親子が川の増水に気づいて避難しようとした際に起きた。
この中州は、キャンプ場運営会社が四輪駆動車専用のキャンプサイトとして整備したといい、専門家は「危険で聞いたことがない」と驚く。
県警は安全管理に問題がなかったか、キャンプ場関係者から事情を聴く方針。
【古関俊樹、牧野宏美、松浦吉剛】
事故は、家族4人で遊びに来た同県藤沢市片瀬山の会社経営、大森慎也さん(43)が1日夜、車で河内(こうち)川を渡ろうとして横転。
妻ルミさん(42)、長女舞奈(まな)さん(9)、長男凱風(がいふう)君(7)が流され死亡した。
現場は激しい雨が降り、4人は中州から避難しようとしたが、川が急激に増水して鉄砲水のような状態だったとみられる。
近隣住民らによると、この中州は約10年前、キャンプ場運営会社が岸を削るなどして人為的に造ったという。
水難救助に詳しいレスキューインストラクター、藤原尚雄さんは
「山間部の川は雨で一気に増水するため、あっという間に水位が上がり、中州が消失する恐れがある。中州でのキャンプは川の中に宿泊しているようなもので非常に危険だ」
と指摘する。
こうしたキャンプ場は他に知らないといい、
「キャンプ場利用者には初心者も多いため、施設管理者は安全に配慮する義務がある」
と言う。
日本キャンプ協会もホームページで、テントを張るのは危険な場所として、崖の上や木の真下などとともに中州を挙げている。
また、豪雨災害などに詳しい牛山素行・静岡大防災総合センター教授は
「山の中は危険と隣り合わせで、キャンプ場だからといって安全が保障されているわけではない」
として
「『上流で雨が降っていないか』『気象レーダーはどうなっているか』などの情報収集に努めることが大切だ」
と話している。
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【図説】事故が起きた浅瀬とその周辺
http://mainichi.jp/select/news/20140803k0000m040089000c.html