寝たきりでは、辛い
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暮らしのガイド
2013/10/11 UPDATE
将来の寝たきりを判断! 「ロコモ度テスト」って何?
「女性の健康」ガイド
:山田 恵子
◇ロコモティブシンドロームとは?
「ロコモティブシンドローム(通称「ロコモ」)」という言葉を聞いたことはありますか?
ロコモティブシンドロームとは、体を動かす器官、骨や関節や筋肉、神経など体を動かす「運動器」の障害により要介護や寝たきりになったり、その可能性が高い状態になったりすることをいいます。
平易な表現にすると「足腰のおとろえで動けなくなってしまう状態」ということになるでしょうか。
しかし、単なる「足腰のおとろえ」なら昔からあったはずですよね。
では、どうしていま「ロコモ」が「新国民病」と話題になりつつあるのでしょうか。
それには、昔と大きく違う2つの点があるからです。
相違点1.寿命が急速に伸びてきた
日本の超高齢社会へ移行するスピードは、なんと世界一!
その昔「人生50年」と詠んだといいますが、骨、関節、筋肉などの体を動かす器官(=運動器)が原因で入院や手術が必要になる人の数は、実は50代から急激に増加します。
現代は医療の進歩で内臓の病気に対処できるようになり寿命が伸びてきていますが、体を動かす「運動器」の寿命はそれに追いついていないのかもしれません。
相違点2.体を使わなくても生活できる社会になってきた
科学技術の進歩により生活はどんどん楽になり、昔ほど体を使わなくても暮らせる社会になりました。
例えば、昔だったら歩いていた距離でも今では車や電車が使えます。
さらに生活家電やパソコンの普及によって、家の中の活動量も日々減ってきています。
人間は「動物」。
そもそも体を動かすようにできているので、楽だからと体を動かさないと、腰痛や肩こりなどのさまざまな不調に悩まされることにもなるのです。
余談ですが国民の有訴率、つまり多くの人が困っている症状の
第1位は、物忘れや目のかすみ、頻尿などを退けて「腰痛」です。
運動器の機能は、使わなければすぐに衰えてしまうのです。
次は、ロコモの可能性がわかる「ロコモ度テスト」をご紹介します。
◇ロコモの可能性がわかるテストとは?
ロコモ度テストは下記の3つで行います。
□1.立ち上がりテスト
高さ10~40cmの台に座り、反動をつけずに立ち上がれる台の高さをはかる。
□2.2ステップテスト
できる限り大きく踏み出した2歩分の歩幅を身長で割った値を調べる。
□3.ロコモ25
身体状態や生活状況を25の質問項目で調べる。
3つのテスト結果を年齢層別の基準値と比較し、一つでも基準に達していなければ将来ロコモになる可能性があると判定します(詳細は、ロコモ チャレンジ!推進協議会のHPにあります)。
◇ 「プラス10分」で寝たきり予防!
「ロコモ度テスト」は練習すれば改善が期待でき、さらにそれが数値化され、自分でも理解できることがこのテストのよい特徴です。
もし一つでも基準値に達していなければ、ロコモーショントレーニング(ロコトレ)として推奨されているスクワットや片脚立ち、ストレッチや散歩といった、毎日の生活に10分多く体を動かす運動習慣から始めてみましょう!
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