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暮らしのガイド
2013/11/15 UPDATE
みるみる頭に入る! 記憶力の鍛え方「3つ」のコツ
「記憶術」ガイド
:宇都出 雅巳
記憶力は年齢とともに低下する?
インターネットの普及により、大量の情報が溢れるように出てくる時代になりました。
押さえておくべき膨大な情報量に圧倒されている人も多いでしょう。
「年齢のせいか記憶力が落ちて覚えられないし、すぐ忘れてしまう」
と記憶力の低下を嘆いている人もいるかもしれません。
そんな方にいいお知らせがあります。
脳科学に関する多数の著書がある池谷裕二・東大准教授によれば、脳の働きを決めるのは神経細胞の数ではなく、個々の神経細胞のつながり、すなわち「神経回路」の数。
これは年齢とともに増え続けているというのです。
池谷裕二准教授はその著書『記憶力を強くする』(講談社)で次のように述べています。
「歳のせいで覚えが悪いという嘆きは、たいへんな間違いであり、多くの場合は努力不足である」
あなたの記憶力は年齢のせいで低下なんてしていないのです。
「努力」つまり記憶のための行動が不足しているというのです。
□ 記憶力には2種類ある
記憶のための行動とは「繰り返し」。
若い頃であれば何度も繰り返していたのに対し、年齢をとって繰り返しの量が減っている、ただそれだけのことだというのです。
「歳のせいで記憶力が低下して……」
と嘆いている暇があれば、その間に繰り返して覚えればいいだけなのです。
ただ最近、記憶に関する新たな実験結果があることを知りました。
それは「覚える力」は年齢に関係なくほぼ一定であるけれども、「思い出す力」は確かに年齢とともに下がっていくというのです。
この「覚える」と「思い出す」の違い、わかりますか?
思い出せなかったものでも、あとで教えてもらったときに
「ああ、ああ、それね」
というようにわかるのが
「覚えている」
ということです。
あなたの「記憶力」を高めるカギは、繰り返しを増やすことに加え、「思い出す」ことに着目することなんです。
次は「思い出す」がラクになる3つのコツを紹介しましょう!
□「覚える」より「思い出す」
もし、あなたが「記憶力が低下している」と思うのであれば、繰り返しをすることはもちろん大事です。
ただし、繰り返すにしても、一所懸命「覚えよう」とするより「思い出す」ことに時間をかけたほうがいいのです。
具体的には記憶したいものを見て頭に入れようとするのではなく、ざっと見たあとにとりあえず見たものを思い出そうとするのです。
もちろん1回ではすべて覚えていないので、また見るのです。
そして、見たあとに思い出そうとします。
これを繰り返していけば、あなたはスムーズに思い出せるようになっていきます。
つまり「記憶力」がよくなってくるのです。
実際、何千人ものお客様の名前を覚えているホテルマンなども、記憶力がいいというより、人名録を日々見ながら思い出すことをくり返すことで記憶しています
(『ビジネスマンのための「行動観察」入門』松波晴人著 講談社より)。
□ 覚え方「3つ」のポイント
最後に、「思い出す」をラクにする3つの覚え方のコツをご紹介しましょう。
◇1.数を絞り込む
見出しやキーワードなど、確実に覚えたいものに絞り込むことです。
単純に数が少なければ、思い出すのが楽になります。
一つ思い出せば、芋づる式に関連する項目は思い出せます。
◇2.階層的に整理する
「芋づる式」をより整理した形で、さらに深くまで途切れずに思い出すための工夫です。
いわゆるピラミッド状に覚える内容を整理しておくのです。
大項目の下に中項目、その中項目の下に小項目といった形です。
◇3.自分のものとして話す
まるで自分が考えて書いたものであるかのように、感情を込めつつ話してみることです。
これによって、単なる知識や情報があなたの体験と結びつき思い出しやすくなります。
このように「記憶力」を鍛えるとは「思い出す」力を鍛えることであり、それは「繰り返し」によって鍛えられます。
そして「思い出す」ことが楽になるような工夫をすれば、「記憶力」はよくなっていくのです。
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