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暮らしのガイド
2015/08/07 UPDATE
火山噴火から身を守る「5つ」の方法
「防災」ガイド
:和田 隆昌
1.活火山の情報を入手する
世界でも有数の火山列島である日本には、「活火山」と呼ばれている山が約110存在します。
その中でも47の活火山は、火山防災のための監視・観測体制の充実が必要な山とされています。
中には富士山など、多くの登山客が訪れ、一見危険とは無縁のような山も含まれています。
もしもこのような山に登る機会があるのであれば、まずはインターネットなどでその山の噴火警戒レベル情報を入手しておきましょう。
火口周辺における規制や、登山ルートなどの規制があった場合には絶対に立ち入らないなどの行動が必要です。
静穏に見えても活火山は常に一定のリスクが存在するということを忘れずに、場合によっては入山をあきらめるなどの理性的な行動が求められます。
2.噴火に備え用意するモノ
2014年、御嶽山の噴火によって多くの死者・行方不明者が発生してしまいました。
その中の多くの人が、飛来する噴石と火山性ガスの吸入によって亡くなっています。
これ以降、多くの活火山にある山小屋では、登山客のために
「ヘルメット」
「粉塵用マスク」
「ゴーグル」
の3点を用意するようになったといわれています。
もちろん、これらを準備しておけば万時安心というわけではなく、登山客すべての分が用意されているわけでもありません。
しかし、
「登山者が自分のリスクを下げるために、自ら活火山の登山においては持ち込んでおかなければならないもの」
と心に刻んでおいたほうがよいでしょう。
残り3つの方法は次に!飛来する噴石、迫り来る火砕流から身を守る方法は⇒
3.飛来する噴石から身を守る
ほとんどの山には「避難小屋」と呼ばれる有人・無人の建物が存在します。
特に、活火山の場合は噴石の飛来を想定したコンクリート製の頑丈な「シェルター」が存在する場合もあります。
突然の噴火・噴石の飛来が始まった場合は、このような建物にいち早く避難することが大切です。
御嶽山はこのようなシェルターはありませんでしたが、山小屋に避難できた人の多くは噴石の被害を逃れることができました。
登山においては、この避難小屋の位置を常に把握しておき、噴火に限らず、天候の急変などにも備えるべきです。
もしも間に合わないと感じた場合は頭部を荷物などで覆いながら、火口を背にして岩陰などに緊急避難してその場をしのぐしかありません。
4.火砕流、火山性ガス、噴煙から逃れる
本格的な噴火活動が始まってしまった場合、火口から火砕流、火山性ガスなどと呼ばれる超高温の噴出物が流れ出します。
これらはすべての物を飲み込んでいき、ひとたまりもありません。
それでも生存確率を少しでも上げるためには、ハザードマップなどを入手して確認しておく必要があります。
それぞれの火山において、火口の位置や地形によって火砕流や火山性ガスの進行方向が事前に予測されています。
火砕流などは低い方向に流れやすく、沢沿いに下山していくと巻き込まれる可能性が高くなります。
リスクの低い峰を通るルートを選択すること、風向なども確認しつつ、噴煙の進行方向を避けるように下山することが大切になります。
5.下山ルートを複数確保しておく
登山中に噴火活動が始まってしまったら、前述のように臨機応変な行動が必要になりますが、基本は
「いかに短時間に火口から遠ざかるか」
ということになります。
そのためにも、下山ルートはいくつも確保しておきましょう。
富士山の場合、噴火活動が始まるとメインのルートであるスバルラインが使用できなくなる可能性があります。
登山メンバー全員がその山のルートを十分に把握していること、各自地図を十分に活用できるようにしておくこと、登山届を出していることがメンバーの安全確保につながります。
活火山に限らず、アウトドアを安全に楽しむためには一定の準備や知識が必要です。
これらを踏まえつつ、日本の豊かな自然を存分に満喫してください。
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今まで、他人事ですませていた火山爆発ですが、すまされなくなりました。
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