
江本 嘉伸 (著)

◇内容(「BOOK」データベースより)
時代は明治中期。
鎖国中のチベットをめざしてひとりの学僧が日本を旅立った。
能海寛、三十歳。彼はチベット仏教の教典を求めて、日本人として初めてチベットに到達する。
しかし、彼は恩師と妻にあてた手紙を最後に消息を絶ってしまう…。
100年前のミステリーを追った迫真のドキュメント。
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のうみゆたかかんけいしりょう
能海寛関係資料
(浜田市指定文化財)
更新:2008年10月09日
能海寛は、明治元年、那賀郡波佐村(浜田市金城町長田)の真宗大谷派浄蓮寺に生まれ、仏教の世界総会議所の設置と英訳経典を世に出すためにチベット探検を発起し、実践した学僧である。
チベットへの求道のため身を挺して実践した巡礼探検の旅は3度に及んだ。
明治34年、3度目のチベット探検において、能海寛は、34年の生涯を終えたが、その間、宗教家、東洋哲学者、巡礼探検家、登山家として多くの業績を残した。
能海寛の活動を具体的に示す資料は、2839点に及ぶ膨大なものである。そのうち357点を指定としたが、中国からの将来品をはじめとする著作物や日記等の本資料は、近代日本仏教の動向を考える上で重要であるとともに、当時の日本と世界との関わりを考える上でも意味を有しており、学術上貴重なものである。
【この情報の提供元】
浜田市 文化振興課
http://www.city.hamada.shimane.jp/kankou/bunkazai/shitei/shi/noui
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チベットに向かった10にんのうち、ただひとり帰ってこられなかった人です。