特攻隊として命を投げ出す大石清伍長から、妹の静ちゃんへの手紙「背中の静ちゃん」が収録されている本の紹介です。
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僕の生命の残りをあげるから、おばさんはその分、長生きしてください——特攻隊少年飛行兵たちはこの上なく美しく、限りなく哀しい言葉を遺して空に散っていった。
その散華は国や天皇のためではなく、愛する妹、愛慕する父母、愛しい恋人のための勇敢な飛翔であった。
そのあまりにも純粋で無垢な魂の呻吟を遺された手紙、日記、遺言、関係者の談話により現在に刻印した不滅の記録。

◇特攻基地、知覧ふたたび—序にかえて
◇心充たれてわが恋かなし
◇取違にて
◇海の自鳴琴
◇第百三振式隊出撃せよ
◇サルミまで
◇あのひとたち
◇祐夫の桜輝夫の桜
◇海紅豆咲くころ
◇母上さま日記を書きます
◇雲ながれゆく
◇父に逢いたくば蒼天をみよ
◇約束
◇二十・五・十一九州・雨 沖縄・晴のち曇
◇背中の静ちゃん
◇素裸の攻撃隊
◇惜別の唄
◇ごんちゃん
◇“特攻"案内人
◇魂火飛ぶ夜に
◇特攻誄—あとがきにかえて
http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4101209154
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大石清氏が実在したかどうかを勘ぐる話も多くあります。
おばさんは、実在したかどうかより、
ここまで追い詰められた国家を形成した事情に興味を持ちます。
特攻隊の隊員が若いのは、ベテランパイロットが皆、死に絶えたからだとか…